「ガンダム?あー、あのロボットアニメでしょ?なんか絵が古いし、今さら見るのはちょっと…」
大学の頃だったかな。 俺はガンダムのヤバさに気づいちまって、周りのダチに「いいから見ろ!人生変わるから!」って布教して回ってたんだ。 わざわざ自分の家にあったベータマックスのデッキごと友達の家に持ち込んで、「さあ、見ろ」って、その後ろで腕組みしながら仁王立ちしてたんだぜ。
今思うと、ただのヤバいやつだよな。
案の定、友達の反応はイマイチ。 「ふーん」とか「へー」とか。 そりゃそうだよな。 こっちは「この安彦さん(安彦良和)の作画の躍動感がすごいんだよ!」って力説しても、キラキラした最新のアニメを見てる彼らにとっちゃ、「何がすごいの?」って感じなんだ。
俺の熱量だけが空回りして、見終わった後には微妙な空気が流れるだけ。 そんな失敗を、俺は何度も繰り返してきた。
だがな、もし君が、かつての俺の友達と同じように「ガンダム=古いロボットアニメ」で思考停止してるなら、人生の楽しみの9割をドブに捨ててるようなもんだ。 断言する。
なぜ、あれほど分かりにくい作品が、40年以上経った今でも語り継がれ、人々を熱狂させ続けるのか。 その答えは、作品の「見方」にある。 ほとんどの人間が気づいていない、たった一つの禁断の見方。 それを知るだけで、色褪せて見えていたセル画が、まるで魂を宿したかのように鮮やかに動き出す。
今日は君にだけ、その魔法を授けてやろう。 この記事を読み終える頃には、君はガンダムをレンタルしに走り出したくなってるはずだ。
なぜ今さら『ファーストガンダム』なのか?作画が古いだけじゃない“ヤバさ”
まず大前提として、はっきりさせておこう。 ファーストガンダムは、見やすい作品じゃない。 特に作画。 これはもう、どうしようもない。 今の基準で見れば、線のブレも見えるし、動きがカクカクしてるところもある。
でもな、ちょっと考えてみてくれ。 なぜ、あの作画が伝説として語り継がれてるのか。 それは、今のデジタル作画では逆立ちしても出せない「熱量」と「生々しさ」が、一本一本の線に宿ってるからなんだ。
キャラクターデザインの安彦良和さん。 この人の名前は覚えておいて損はない。 彼が描くキャラクターは、とにかく表情が豊かで、人間臭い。 喜び、怒り、悲しみ、そして苦悩。 その全てが、セル画一枚一枚に叩きつけられてる。
それは、効率や綺麗さだけを追い求めた今のアニメが失ってしまった、手描きの魂そのものなんだ。
だが、悲しいかな。 この凄みは、今の若い世代には伝わりにくい。 うまい絵、綺麗な絵は世の中にごまんとある。 その中で、安彦さんの絵の何が本質的にすごいのかを理解するには、少しばかり「知識」という補助線が必要になる。
ただ、作画以上に、もっと根本的な問題がこの作品には横たわっている。 それこそが、多くの人がガンダムの面白さを理解できずに挫折する、最大の壁なんだ。
物語の9割を見逃してる?ガンダムを理解不能にする“制約”の正体
ファーストガンダムが分かりにくい最大の理由。 それは、当時のテレビアニメが抱えていた「30分」という絶対的な尺の制約だ。
生みの親である富野監督(富野由悠季)が本当に描きたかった物語の深みや、キャラクターたちの複雑な心情。 その全てを30分という短い枠に押し込めるのは、ハッキリ言って不可能だった。 だから、本編で描かれているのは、巨大な氷山の一角にすぎない。
俺たちが本編で見ているのは、いわば物語のダイジェスト版なんだよ。 セリフとセリフの間、シーンとシーンの裏側には、尺の都合で泣く泣くカットされた、膨大なドラマが隠されている。
例えば、あるキャラクターが突然、不可解な行動を取る。 視聴者は「え、なんで?」って思う。 でも、それは不可解なんじゃない。 その行動に至るまでの「心の動き」を描く時間がなかっただけなんだ。
この「描かれていない部分」を想像できるかどうか。 これが、ファーストガンダムを楽しめるかどうかの分水嶺になる。 そして、この想像力を掻き立てるためのヒントこそが、俺がこれから話す「禁断の見方」に繋がってくるんだ。
禁じ手解禁!敵であるはずの“ジオン”に感情移入しちまう理由
さて、ここからが本題だ。 ファーストガンダムを10倍面白くする禁断の見方。 それは、「敵であるジオン公国側の視点に立つ」ことだ。
「は?主人公はアムロで、連邦軍だろ?」と思ったか?その通りだ。だからこそ、この見方は当時の子供向けアニメとしては、絶対にあってはならない「禁じ手」だった。
普通のロボットアニメなら、正義の味方であるガンダムが、悪い敵であるジオン軍をバッタバッタとやっつける。 主人公の視点で物語が進み、視聴者は安心して主人公を応援できる。 分かりやすいよな。
だが、ガンダムはそれをしなかった。 富野監督は、意図的にカメラをジオン側に向けたんだ。 敵であるはずのジオン兵にも家族がいて、守るべきものがあって、正義を信じて戦っている。 そんな当たり前の、しかし当時のアニメではありえなかった現実を、容赦なく俺たちに突きつけてきた。
その最たる例が、宇宙要塞ソロモンでのドズル・ザビの最期だ。
彼は、見た目はいかつい巨漢で、ザビ家の独裁を支える悪役の一人だ。 何も知らずに見れば、ただガンダムにやられるためだけのキャラクターにしか見えない。
だが、彼はどうだ。 圧倒的な戦力差で追い詰められ、敗北を悟った時、彼は部下を逃がし、自ら巨大モビルアーマー「ビグ・ザム」に乗って最前線に出る。 それは、愛する妻と、生まれたばかりの娘ミネバを宇宙の果てへ逃がすための、たった一人での時間稼ぎだった。
「俺は、戦いしか知らん!」「ジオンは後10年は戦える!」
そう叫びながら、たった一機で連邦軍の艦隊に突っ込んでいく彼の姿は、果たしてただの悪役に見えるだろうか。 彼の脳裏に浮かんでいたのは、ザビ家の栄光じゃない。 愛する家族の未来だ。 その心情を理解した時、俺たちはドズル・ザビという一人の「父親」の姿に、心を揺さぶられずにはいられない。
富野監督は、この回だけでもいいから、ジオンという国家、そしてそこに生きる人々の「想い」を本気で描いてみたかったんだ。 だから、主人公であるガンダムが攻めてきて、これから反撃だ!という一番盛り上がるシーンで物語を終わらせるような、セオリー無視の構成をやってのけた。
この、敵と味方という単純な二元論を破壊する「体重が乗ったパンチ」。 俺は大学の時にこれを食らって、脳みそがぐちゃぐちゃになるような衝撃を受けた。 ただのロボットアニメじゃない。 これは、戦争という極限状態に置かれた人間たちの、どうしようもなく切ない群像劇なんだと。
この視点を持つだけで、物語の解像度が爆上がりする。 アムロが倒した敵の一人一人に、ドズルのようなドラマがあったのかもしれない。 そう思うと、もうガンダムをただの勧善懲悪ストーリーとして見ることはできなくなるはずだ。
俺が“注釈”にこだわる理由 - 古い名作を100年後も楽しむための最強の武器
どうだ?少しはガンダムの見方が変わってきたか?
でも、まだ足りない。 ジオン視点を持つだけでは、あの作品が持つ深淵の半分にも到達できない。 なぜなら、先ほども言った通り、本編だけでは情報が圧倒的に不足しているからだ。
だから、俺は「注釈」が必要なんだと声を大にして言いたい。
ドズル・ザビの心情。 富野監督が30分の尺では描ききれなかった葛藤。 安彦さんの作画に込められた意図。 そういった、作品の裏側にある膨大な情報を「注釈」として付け加えることで、初めてファーストガンダムはその真の姿を現す。
でも、それくらいやらないと、この作品の本当の価値は伝わらない。 俺はそう確信している。
このブログで俺がやっていることも、基本は同じだ。 面倒くさいと思われようが、ダサいと言われようが、俺は一本一本、丁寧に棒を引っ張って注釈をつけ続ける。
なぜなら、そうでもしないと、『機動戦士ガンダム』という人類の宝が、ただの「古いアニメ」としてホコリをかぶり、忘れ去られてしまうからだ。 俺はそれが我慢ならない。
注釈は、作品を「生き返らせる」ための魔法なんだ。 40年以上前の作品に、もう一度、現代の俺たちの心に響く命を吹き込むことができる、最強の武器なんだよ。
さあ、君も歴史の目撃者になれ。
長々と語っちまったな。 でも、俺が伝えたかったことはシンプルだ。
「ガンダムは、ただ見るな。裏側を想像しろ。そして、分からなければ調べろ」
絵が古い?話が難しい?そんなものは、この壮大な物語の前では些細な問題だ。 表面的な部分に惑わされず、その奥に隠された制作者たちの“魂の叫び”に耳を傾けてみてくれ。
まずは、俺が今日話したドズル・ザビの最後の回、第35話「ソロモン攻略戦」だけでもいい。 いや、どの回でもいい。 俺が語った「ジオン側の視点」と「注釈の重要性」を頭の片隅に置いて、もう一度見てみてくれ。
きっと、今まで君が見ていたガンダムとは全く違う、とんでもなく生々しくて、切なくて、そして愛おしい人間たちの物語が、洪水のように君の中に流れ込んでくるはずだ。 それは、君が今まで味わったことのない、強烈な視聴体験になるだろう。
そして、見終わった後、君が何を感じたか。 もし気が向いたら、こっそり俺に教えてくれよな。 新しい同志の誕生を、心から待ってるぜ。
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