ガンダム・アナリティクス

無数のモビルスーツが宇宙を駆け、様々な人間ドラマが交錯するガンダムの世界。我々はその膨大な記録(アーカイブ)をデータとして解析し、戦いの裏に隠された戦術、キャラクターの深層心理、そして宇宙世紀が示す未来を読み解いていく。

ガンダムで泣けない奴は人生の9割損してる!おっさんオタクが選ぶ涙腺崩壊シーン30選

 

「最近、どうも涙もろくなっちまってさ…」

なんて、テレビのCM見ただけで目頭が熱くなる、そんな経験ないか? 俺はめちゃくちゃある。 特に、昔は何とも思わずに見ていたアニメをふと見返した時、予期せぬシーンで涙腺がダムの放水みたいになることが増えた。



その代表格が、何を隠そう「ガンダム」シリーズだ。

ガンダム? ああ、ロボットがビーム撃ち合うやつでしょ?」なんて思ってるそこのお前、マジで人生の半分以上を損してるぜ。あれはただのロボットアニメじゃない。戦争っていう極限状態を通して、人間の剥き出しの感情、愛、憎しみ、そしてどうしようもない悲しみが描かれた、壮大な人間ドラマなんだよ。



先日も、ガンダム好きの仲間たちとどのシーンで泣いたかなんて話で盛り上がったんだが、まあ出るわ出るわ。 みんな、心の奥底に自分だけの「涙腺崩壊ボタン」を持ってるんだよな。

そこで今回は、俺や仲間たちが語り合った、マジで心に突き刺さる「ガンダムの泣けるシーン」を、俺自身の体験談も交えながら紹介していこうと思う。 この記事を読み終わる頃には、お前もきっと何か見返したくなってるはずだ。

ハンカチ、いや、バスタオルの準備はいいか?

王道!これぞガンダムの涙腺破壊兵器。

まずは誰もが認めるド定番からいこうか。 ガンダムの歴史に燦然と輝く、伝説のシーンたちだ。 これを見て涙が出ないなら、感受性が砂漠みたいに乾ききってる可能性を疑った方がいい。

ポケットの中の戦争バーニィ、最後のビデオレター
もうこれは説明不要かもしれないな。 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』、通称「ポケ戦」のラストだ。 小学生のアルが見た、戦争のあまりにも残酷な真実。

バーニィがビデオレターでアルに語りかけるシーンまでは、なんとか歯を食いしばって耐えられるんだよ。 でも、その後のアルの慟哭。 クリスが何も知らずに「バーニィによろしくね」って声をかける、その残酷なまでの日常。

そして、すべてを知ったアルが泣きじゃくるシーンで、俺たちの涙腺は完全に決壊する。 戦争の悲惨さってのは、敵を倒したとか、街が壊れたとか、そういうスケールのデカい話だけじゃない。 こういう、ほんの小さなコミュニティで起きた、誰にも知られることのない悲劇にこそ宿るんだってことを、叩きつけられる。



知ってたんだよ、バーニィがどうなるかなんて。 何度も見てるから。 でも、毎回グズグズになるくらい泣いちまう。 これはもう、体に染み付いた涙の記憶みたいなもんだ。

Zガンダムカミーユ、魂を持っていかれたラスト
初見の時、こんな終わり方があるのかって呆然としたのを今でも覚えてる。 『機動戦士Zガンダム』の最終回。 シロッコとの激戦の末、精神が崩壊してしまったカミーユ・ビダン

「俺の体をみんなに貸すぞ!」って、あれだけ尖ってたカミーユが、仲間たちの思いを一身に背負って戦う姿は胸が熱くなる。でも、その代償はあまりにも大きかった。ファに「カミーユ…」って呼びかけられても、虚な目で自分の名前を呟くだけ。

あの、すべてを失ってしまったかのような表情。辛すぎるだろ、こんなの。

最高のニュータイプの結末がこれかよって。 救いがないじゃないかって。 子供の頃はただただショックだったけど、大人になって見返すと、戦争が人の心をどれだけ蝕むのかっていう、富野監督の強烈なメッセージを感じて、また違う涙が出てくるんだよな。



逆襲のシャアアムロ「こんなに嬉しいことはない…」。

アムロララァのあの名言も外せないよな。 「あんなに人の心を掴んで、持っていってしまう…」。 でも、俺が推したいのは『逆襲のシャア』のラストシーンでアムロが言う、「こんなに嬉しいことはない…」だ。

人類の未来を賭けた戦いの果てに、人の心の光を感じながら消えていくアムロ。 あのセリフには、彼のパイロットとして、そして一人の人間としての人生のすべてが凝縮されてる気がするんだ。 ライバルのシャアとさえ、最後には分かり合えた(のかもしれない)という、あの瞬間の安堵と達成感。

それを思うと、こっちまで胸がいっぱいになって、涙が止まらなくなる。 本当にいいシーンだよ。

大人になってから沁みる…若者に未来を託す漢たち
若い頃は主人公の活躍に目を輝かせていたけど、おっさんになると不思議と、主人公を支える大人たち、未来を若者に託して散っていく漢たちの姿に涙腺をぶっ壊されるようになるんだ。

ユニコーンガンダム』ジンネマンとバナージの絆
機動戦士ガンダムUC』は、まさしく「大人にこそ見てほしいガンダム」だよな。 特に、ジンネマンとバナージの関係性には何度も泣かされた。

砂漠でバナージに語りかけるシーンもいい。 でも、俺が一番やられたのは、プルトゥエルブ(マリーダ)を説得する場面だ。 それまで滅多に声を荒らげなかったジンネマンが、「俺と来い!俺を一人にするな!」って、魂の底から叫ぶんだよ。

あれはもう、上官とか保護者とかじゃない。 亡くした娘を取り戻そうとする、一人の父親の叫びなんだ。 何度見てもダメだ、あれは。

そして、最終盤でバナージを送り出すシーン。 「行け、バナージ!自分の心に従え!」って。 父親として、大人として、次の世代にすべてを託す。 あの覚悟と優しさに、涙腺が完全にイカれちまう。

『SEED』ウズミ様、オーブと散る。

機動戦士ガンダムSEED』で、オーブ代表のウズミ・ナラ・アスハがカガリたちを脱出させ、自らは国と運命を共にするシーン。 当時リアルタイムで見てた時は、「いやいや、脱出できたろ!」なんてツッコミを入れてた自分を殴りたい。



今見返すと、あれは国の理念、民の未来を守るための、為政者としての究極の選択だったんだってわかる。 カガリに未来を託し、自分たちの理想を貫き通したあの姿。 娘を想う父親としての情と、国を背負う代表としての覚悟が入り混じった、壮絶なシーンだよ。

最近、劇場版『SEED FREEDOM』を見るために無印から見直したんだけど、やっぱりこのシーンで泣いたわ。

賛否両論?でも俺は泣いた!議論を呼ぶ特攻シーン
ガンダムには、その作戦の是非を巡ってファンの間でも意見が分かれるシーンがある。 でも、その背景にあるキャラクターたちの想いを考えると、やっぱり泣けてくるんだよな。

Vガンダム』リーンホースJr.特攻とV2コアファイター

「Vガンのリーンホース特攻は愚行だろ」って意見、まあわかる。わざわざ貴重なV2のコアファイターを使って特攻なんて、戦術的に見たら非効率の極みかもしれない。正直、相手に与えた損害もそこまでじゃなかったしな。

でもな、あの時のクルーたちの覚悟を思うと、そんな合理性だけじゃ語れないんだよ。 ジン・ジャハナムを「腰抜け!」と罵り、自分たちの意志で未来を切り開こうとした、あの大人たちの意地。 結果だけ見れば「犬死に」に見えるかもしれないけど、あの絶望的な状況で、何かを成し遂げようともがいた彼らの生き様そのものに胸を打たれるんだ。



「V2じゃなくてガンイージーで特攻してれば評価された」なんて声もあるけど、俺はそうは思わない。あの時、使える最強の戦力で一矢報いようとした、その必死さがVガンダムっていう作品の持つ狂気と悲壮感を象徴してるんじゃないかな。

だからこそ、愚かだとわかっていても、涙が出てくるんだ。

シリーズ別!忘れられないあの瞬間。

ガンダムシリーズは本当に多岐にわたる。 それぞれの作品に、忘れられない珠玉の涙腺崩壊シーンがあるんだ。

Gガンダム』師匠との別れ、兄との決着。

「Gガンは泣ける」って言うと、意外に思うやつもいるかもしれない。でも、『機動武闘伝Gガンダム』の終盤は、怒涛の涙腺破壊ラッシュだぞ。

師匠、マスターアジアの最期。 「わしはまた同じ過ちを繰り返すところであった…」って、ドモンに看取られながら自然の中に還っていくシーン。 あれはもう涙なしには見られない。 そして、デビルガンダムのコアになった兄、キョウジにとどめを刺すシーンも泣ける。

最終回の、レインへの石破ラブラブ天驚拳での告白も、ベタだけど最高に感動する。 熱いバトルだけじゃない、深い師弟愛や兄弟愛、そして男女の愛が描かれてるからこそ、Gガンは俺たちの心を掴んで離さないんだ。

ガンダム00』沙慈とルイス、悲劇の果ての和解
機動戦士ガンダム00』のセカンドシーズンは、戦争に巻き込まれた一般人、沙慈・クロスロードルイス・ハレヴィの物語でもある。 お互いの知らないところで敵対し、すれ違い、傷つけ合う。 見ていて本当に辛かった。

特に、入院しているルイスの元に沙慈が訪れて、左手がなくなってしまったことを告げられるシーン。 二人の悲しみが痛いほど伝わってきて、胸が張り裂けそうになる。 でも、最後の最後、戦場で再会し、お互いを理解し、仲直りできたシーンでは、思わず「よかったな…!」って涙が出た。

彼らが幸せになれたことが、あの過酷な物語の数少ない救いだったよな。

そういや、1期最終回でコーラサワーが死んだと思って泣いたのは俺だけじゃないはずだ。 そしたら次のシーズンでピンピンしてやがって、「涙を返せ!」って思ったのもいい思い出だ。

ガンダムAGE』アセムとゼハート、友との最後の戦い
機動戦士ガンダムAGE』のMOE(Memory of Eden)で描かれた、アセム・アスノとゼハート・ガレットの最後の戦いからのエンディング。 あれは反則だろ。

テレビ版でも十分悲しい別れだったけど、MOEでは二人の友情がより深く描かれてるから、余計に感情移入しちまう。 宿命によって引き裂かれた親友同士が、命を賭してぶつかり合う。 そして、あのエンディング曲が流れ始めた瞬間、涙腺は完全に仕事をしなくなる。

あの流れは泣くしかないって。

音楽と演出の勝利!BGMが涙を誘うシーン。

セリフやストーリーだけじゃない。 ガンダムは音楽や演出で泣かせてくることも多い。 特定のBGMが流れただけで、パブロフの犬みたいに涙腺が緩むんだ。

ユニコーンガンダム』の劇伴。

もはや「UC」っていう作品そのものが涙腺誘発装置みたいなもんだけど、澤野弘之が手掛けたサウンドトラックは特にヤバい。 メインテーマの「UNICORN」が流れただけで、バナージとミネバの旅路、オードリーの決意、ジンネマンの叫び、いろんなシーンがフラッシュバックしてきて、条件反射で泣きそうになる。



STARGAZER』ラストの相馬灯。

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』のラストシーン。 セレーネとソルが宇宙を漂流する中、ソルの脳裏にこれまでの人生が走馬灯のように駆け巡る。 そこに、これまで描かれてこなかったような、ささやかな幸せの記憶が追加されてるんだよ。

「クソみたいだと思っていた人生にも、いい思い出があったんじゃないか」「自分を想ってくれる人がいたんじゃないか」って。でも、それに気づくのがもう手遅れになってからっていうのが、どうしようもなく切なくて、涙が止まらなくなるんだ。



∀ガンダム』月の繭。

これはアニメ本編というより、ちょっと特殊な例かもしれない。 昔、ガンダム30周年のコンサートに行ったんだ。 そこで演奏された『∀ガンダム』の「月の繭」。 あの荘厳で、どこか物悲しいメロディを生で聴いた時、ディアナ様やロランの長い長い旅路に想いを馳せて、思わず泣いちゃったのを覚えてる。

音楽の力って偉大だよな。

どうだった? お前が涙したシーンはあったか?

ここに挙げたのは、数あるガンダムシリーズの中の、ほんの一握りの名シーンに過ぎない。 人によっては「俺が泣いたのはあのシーンだ!」「なんであれが入ってないんだ!」って思うかもしれない。 それでいいんだ。 それでこそ、ガンダムファンだろ。

結局、どのシーンで泣くかなんて人それぞれ。 自分の人生経験や、その時々の心境によっても、グッとくるポイントは変わってくる。 子供の頃はフリーダムの登場シーンで「うおお!」って興奮してたのに、おっさんになった今見返したら、なぜか涙がダラダラ流れてきた、なんてこともあるんだ。



ガンダムは、単なるエンターテイメントじゃない。 俺たちの人生に寄り添い、時代を超えて、喜び、悲しみ、怒り、そして愛といった普遍的な感情を教えてくれる、最高の教科書なんだよ。

今夜あたり、酒でも片手に、お気に入りのエピソードを見返してみないか? きっと、昔とは違う新しい発見や感動が、お前を待っているはずだ。

そして、お前のイチオシの「涙腺崩壊シーン」も、ぜひコメントか何かで教えてくれよな。 語り合おうじゃないか、朝まで。



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