『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、令和の今見ても色褪せないどころか、見るたびに新しい発見があるよな。 俺も何十回と観てるけど、いまだに「ん?」ってなるシーンがある。
特に昔からずっと気になってたのが、シャアがサザビーで発進する、あのシーンだ。 レウルーラのデッキから飛び立つサザビー。 最高にカッコいいんだけど、そのお尻から伸びてるぶっといケーブル…あれ、何なんだ?
「発進するのに邪魔じゃね?」「てか、無理やり引きちぎってない?」なんて、考えれば考えるほど謎が深まる。昔は「まあ、カッコいいからいいか」で流してたんだけど、ネットの猛者たちの間で、この「謎ケーブル」の正体について、日夜熱い議論が交わされているのを知ってしまったんだ。
そもそもなんでケーブルが必要?カタパルト使えない問題
まず大前提として押さえておきたいのが、「サザビーはデカすぎてカタパルトが使えない」ってこと。
モビルスーツの発進といえば、艦艇のカタパルトからビシューン!と射出されるのがお決まりだよな。 でも、サザビーはその常識が通用しない。 なんせ、設定だとサザビーの全高は約26m。 母艦であるレウルーラが全長265mだから、艦内に直立できるだけでも奇跡みたいなサイズ感だ。
他のモビルスーツみたいに、デッキに固定して射出するなんて物理的に無理なんだよな。 だから、自力でバーニアを全開にして飛び出していくしかない。 この「カタパルトが使えない」っていうのが、あの謎ケーブルの存在を解き明かす最大のヒントになってくるんだ。
最有力説?初速を稼ぐための「デコピン」発進説
数ある考察の中で、俺が一番「これだ!」って膝を打ったのが、この「ホールドバックケーブル」説だ。
簡単に言うと、「デコピンの原理」みたいなもん。 指をグッと後ろに引いて、力を溜めてから一気に解放すると、ただ指を動かすよりずっと速く、強く弾けるだろ?アレと同じことをサザビーでやってるんじゃないかって話だ。
つまり、あのケーブルはサザビーの機体をギリギリまで固定しておくためのもの。 その間にサザビーはバーニアの推力を最大まで高めていく。 そして、推力が限界に達した瞬間にケーブルがパージ(もしくは引きちぎられる)されて、溜め込んだエネルギーを一気に解放!ロケットスタートを切るってわけだ。
これ、実は理にかなってるんだよな。 現実の空母に搭載されてる艦載機も、発艦時に「ホールドバックバー」っていうので機体を固定して、エンジンをフルスロットルにする。 そしてカタパルトの力と合わせて射出されるんだ。
サザビーの場合はカタパルトがないから、その分を自身の推力だけで補うために、より強力な「溜め」が必要になる。
なんでそんな面倒なことしてまで初速を稼ぐ必要があるのか?って疑問も湧くよな。 これにもちゃんとした理由がある。
一つは、もたもたしてるところを狙われないようにするため。 発進直後って一番無防備だからな。 敵がいるかもしれない戦場に飛び出すんだから、少しでも早くトップスピードに乗りたいのは当然だ。
もう一つ、こっちも重要なんだが、後続機との追突事故を防ぐためだ。 サザビーがのろのろ発進してたら、後ろからカタパルトで射出されてきたギラ・ドーガに追突されちまう。 そんな渋滞は宇宙じゃ命取りだ。 だから、サザビーは他の機体の射出速度に合わせるために、ああいう特殊な方法で瞬間的に加速する必要があったんだろう。
いやいや、稼働時間を延ばすための「燃料供給」説も根強いぞ
次に有力なのが、「ギリギリまで燃料(推進剤)を供給してた」って説だ。
戦闘機なんかもそうだけど、機体が一番エネルギーを食うのって、離陸・発進の瞬間なんだよな。 莫大なエネルギーを使って、静止状態から一気に加速するわけだから。
サザビーも同じで、あの巨体を動かすにはとんでもない量の推進剤を消費するはずだ。 だから、発進の瞬間に消費する分を、あのケーブルで母艦から直接供給してやる。 そうすれば、機体内部の推進剤を温存できて、その分だけ宇宙での稼働時間が延びるってわけだ。
ネオ・ジオンは物資が潤沢じゃないから、こういう涙ぐましい節約術はマジでありそうだよな。
ただ、この説には反論もあって、「あれだけ豪快にケーブル引きちぎってるのに、燃料パイプだったら大事故だろ!」っていう意見も確かにな、と思う。 引火でもしたら、サザビーもレウルーラもタダじゃ済まない。
だから、もし燃料供給説が正しいとしたら、引きちぎられる瞬間にパイプの弁が瞬時に閉じるような、超ハイテクな安全装置が備わっているのかもしれない。
少数派だけど面白い!その他のユニークな考察たち
上にあげた2つが二大巨頭なんだけど、他にも「なるほど!」って思えるユニークな考察があるから紹介させてくれ。
有線通信ケーブル説。
これも結構面白い視点だ。 宇宙世紀の世界って、ミノフスキー粒子が撒かれてるから無線通信がほとんど使えない。 だから、重要な作戦伝達とかは、出撃直前のギリギリまで有線でやり取りしてたって考えるのもアリだよな。
シャア総帥の機体だからこそ、最後の最後まで司令部と緊密に連携を取っていた、と。 ロマンのある説だ。
整備員のうっかりミス説。
これはちょっと笑えるんだけど、意外と本質を突いてるかもしれない説。 「単に整備員がケーブルを外し忘れただけなんじゃないか?」ってやつだ。
作中のシャアとナナイの会話を聞いてると、シャアは当初出撃する予定じゃなかったっぽいんだよな。 ギュネイが苦戦してるのを見て、急遽スクランブル発進した感じがある。 だから、準備が万端じゃないまま飛び出して、ケーブルを外し忘れた…っていうヒューマンエラー説。
兵器のリアルって、案外こういうところにあるのかもしれない。
演出?それとも深い設定?結局のところ…。
もちろん、「ぶっちゃけ、カッコいいからっていう演出でしょ」っていう意見も当然ある。 富野監督のことだから、理屈よりも映像としてのケレン味を優先したって可能性は十分にある。 あのケーブルを引きちぎって飛び立つ姿は、シャアの覚悟とか、後戻りできない感じが表現されてて、めちゃくちゃ痺れるからな。
でも、ただの演出で終わらせないのがガンダムの凄いところなんだよな。
無重力空間でただバーニアを吹かしただけだと、機体がどっちに飛んでいくか分からない。 下手すりゃその場でクルクル回転しちゃうかもしれない。 だから、あのケーブルで進行方向をビシッと定めて、安定した状態でまっすぐ射出されるようにしてる、っていう考察もある。
これも、宇宙空間での物理法則を考えると、かなり説得力がある。
結局のところ、公式から「あのケーブルは〇〇です」っていう明確な答えは出ていない。 だからこそ、俺たちファンは「ああでもない、こうでもない」って語り合える。 これこそが、ガンダムが長年愛され続ける理由の一つなんだろうな。
サザビーの発進ケーブルの謎、どうだっただろうか?
初速を稼ぐための「デコピン」発進説。
稼働時間を延ばす「燃料供給」説。
通信や、まさかのうっかりミス説。
いろんな考察があったけど、君はどの説が一番しっくりきた?
公式設定がないから、正解なんてないのかもしれない。 でも、一つのシーンを切り取って、ここまで深く考えられるのが『逆襲のシャア』の魅力なんだよな。
「俺はこう思うぜ!」「いや、こういう説もあるぞ!」っていうのがあったら、ぜひコメントで教えてくれ。君の熱い考察を聞かせてもらえると嬉しい。
この記事を読んで、またサザビーの発進シーンが見たくなっただろ?この週末、もう一度『逆シャア』を観返して、君自身の答えを探してみてくれ!きっと、新しい発見があるはずだ。
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