ガンダム・アナリティクス

無数のモビルスーツが宇宙を駆け、様々な人間ドラマが交錯するガンダムの世界。我々はその膨大な記録(アーカイブ)をデータとして解析し、戦いの裏に隠された戦術、キャラクターの深層心理、そして宇宙世紀が示す未来を読み解いていく。

【ガンダム初心者必見!】知らないとヤバい!宇宙世紀の歴史をたった10分で完全解説!これ一本で君も今日からガンダム博士だ!

 

「最近『閃光のハサウェイ』とか見て宇宙世紀に興味を持ったけど、作品が多すぎて何が何だかさっぱりわからん…」

なんて思ってるヤツ、結構多いんじゃないか?『Z』だの『逆シャア』だの、いきなり言われても困るよな。 わかる、わかるぜその気持ち。

だが安心しろ!そんなお前らのために、この俺が壮大で複雑怪奇な『宇宙世紀』の歴史を、どこよりも分かりやすく、そして熱く語ってやろう!この記事を読み終わる頃には、お前も立派な宇宙世紀マスターの一員だ。 俺についてきな!

全ての始まり!宇宙移民とスペースノイドの誕生
物語の始まりは、俺たちが生きる西暦が終わった未来の話だ。 増えすぎた人口で地球がパンク寸前!環境破壊も食糧問題もヤバい!ってことで、人類は地球と月の引力が釣り合う絶妙なポイント、いわゆる『ラグランジュ・ポイント』に巨大な宇宙コロニーを建設し、そこに移住する計画をスタートさせたんだ。



この宇宙への移民が始まった年を「宇宙世紀0001年」と定めたわけだ。 ちなみに、この記念すべき年には地球連邦の初代首相が乗った首相官邸ラプラス」がテロで爆破されるっていう、とんでもない事件も起きてる。

機動戦士ガンダムUC』で描かれたこの事件が、後の歴史に大きな影を落とすことになるんだが、それはまた別の話だ。

こうして宇宙で暮らす人々『スペースノイド』と、地球に残り続ける特権階級『アースノイド』が生まれた。 しかし、連邦政府は政治や経済の中心を地球に置いたままで、スペースノイドを搾取するような不平等な関係を続けた。

そりゃあスペースノイドだって黙っちゃいない。 宇宙世紀0050年代にもなると、あちこちで自治権を求める運動が活発になっていくんだ。

ジオン独立戦争勃発!『一年戦争』という名の地獄
そんな中、最も地球から遠いサイド3で立ち上がったのが、かの有名な『ジオン・ズム・ダイクン』だ。 彼はスペースノイドの独立を訴え、『ジオン共和国』を建国する。 だが、ダイクンは志半ばで急死。 その後、実権を握ったザビ家が国名を『ジオン公国』と改め、軍備を拡大していくんだ。

この辺りの生々しい権力闘争は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で詳しく描かれてるから、ぜひ見てほしいぜ。

そして、宇宙世紀0079年1月3日。 ついにジオン公国が地球連邦政府に対し独立を懸けて宣戦布告。 『一年戦争』の勃発だ。

ジオンは開戦と同時にサイド1、2、4を奇襲し、コロニーを住民ごと毒ガスで虐殺。 さらにそのコロニーを地球に落とす『ブリティッシュ作戦』という非人道的な作戦を実行した。 この一連の戦いで、人類の総人口110億人のうち、実に半数近い55億人が命を落としたんだ。

まさに地獄の始まりだった。

この戦争で、あのアムロ・レイシャア・アズナブルが宿命の出会いを果たすわけだ。 サイド7に住む少年アムロが偶然『ガンダム』に乗り込み、ジオンのエース『赤い彗星』シャアと死闘を繰り広げる。 これが『機動戦士ガンダム』の物語だ。

一年戦争の戦場は宇宙だけじゃない。 東南アジアのジャングルでのゲリラ戦を描いた『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』や、中立コロニーでの悲しい物語『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』など、このわずか1年の間に、数えきれないほどのドラマと悲劇が生まれている。



最終的に戦争は、宇宙要塞ア・バオア・クーでの決戦で連邦軍が勝利し、ジオンは敗北。 ザビ家は滅亡し、ジオン残党は火星や小惑星アクシズなど、地球圏の各地へ散り散りになっていった。

戦後の混沌と新たな火種『デラーズ・フリート』と『ティターンズ』の台頭
戦争は終わったが、平和は訪れなかった。 連邦政府は腐敗し、コロニー落としでズタボロになった地球の復興もままならない。 そんな中、ジオン残党の中でも過激派『デラーズ・フリート』が蜂起する。

宇宙世紀0083年、彼らは『星の屑作戦』を実行。 連邦のガンダム開発計画を察知し、核弾頭を搭載したガンダム試作2号機を強奪。 さらに北米の穀倉地帯へコロニーを落とすという暴挙に出たんだ。 この一連の戦いは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で描かれている。

連邦はこのコロニー落としを防げず、地球は再び大きなダメージを負った。

この事件をきっかけに、連邦軍内ではジャミトフ・ハイマン准将が台頭。 「ジオン残党狩り」を掲げる特殊部隊『ティターンズ』を結成する。 だが、地球出身者で固められたティターンズは次第に増長し、スペースノイドを弾圧する恐怖の組織へと変貌していくんだ。



グリプス戦役!3つの勢力がぶつかり合った激動の時代
宇宙世紀0085年、ティターンズは反連邦デモが起きたサイド1の30バンチコロニーに対し、なんと毒ガスを注入。 住民1500万人を虐殺するという凶行に出る。

この暴挙に、連邦軍内部からも反旗を翻す者たちが現れた。 ブレックス・フォーラ准将を中心に結成された反ティターンズ組織『エゥーゴ』だ。 そして、小惑星アクシズから帰還したシャア・アズナブルも『クワトロ・バジーナ』と名を変え、このエゥーゴに参加する。



こうして宇宙世紀0087年、『機動戦士Ζガンダム』で描かれる『グリプス戦役』が勃発した。 ティターンズエゥーゴの戦いに、ザビ家の遺児ミネバを擁するジオン残党『アクシズ』が絡み、戦局は三つ巴の様相を呈していく。



この戦いの中で、シャアは地球のダカールで歴史的な演説を行い、ティターンズの非道を全世界に暴露。 世論を味方につけたエゥーゴは戦いを有利に進め、最終的にティターンズを壊滅に追い込んだ。

だが、エゥーゴもまた大きな損害を被り、漁夫の利を得たのはハマーン・カーン率いるアクシズだった。 彼女は組織名を『ネオ・ジオン』と改め、ザビ家再興を掲げて地球圏の制圧に乗り出す。 これが『機動戦士ガンダムΖΖ』で描かれる『第一次ネオ・ジオン抗争』だ。

しかし、ネオ・ジオンも内乱によって分裂・弱体化し、ハマーンは戦死。 ネオ・ジオンは壊滅した。

シャアの逆襲!アムロとシャア、最後の決戦。

グリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争と、立て続けに大規模な戦争が起きたことで、連邦政府もようやくジオンの脅威を再認識。 宇宙世紀0090年、シャア・アズナブルの再来に備え、外郭新興部隊『ロンド・ベル』を結成する。

ここには、あのブライト・ノアアムロ・レイも所属していた。

その懸念は的中する。 宇宙世紀0093年、行方をくらましていたシャアが『新生ネオ・ジオン』を率いて突如姿を現し、連邦政府に宣戦布告。 小惑星アクシズを地球に落下させ、寒冷化させて人類を強制的に宇宙へ上げようという、狂気の作戦を実行に移す。



これを阻止すべく立ち向かうアムロロンド・ベル一年戦争から続いたアムロとシャアの長きにわたる因縁に、ついに終止符が打たれる。 この最後の戦いが、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で描かれた『第二次ネオ・ジオン抗争』だ。

人の心の光が起こした奇跡によってアクシズ落としは阻止されたが、アムロとシャアは光の彼方へと消えていった…。

ラプラスの箱を巡る動乱と『袖付き』の戦い。

彼らは、開かれれば地球連邦政府を転覆させるという『ラプラスの箱』を巡り、連邦軍と激しい争奪戦を繰り広げる。 この戦いに巻き込まれた少年バナージ・リンクスが、『可能性の獣』ユニコーンガンダムと出会い、宇宙世紀の成り立ちに関わる大きな秘密へと迫っていく。

これが『機動戦士ガンダムUC』の物語だ。

最終的にラプラスの箱、すなわち宇宙世紀憲章に隠された「ニュータイプのような新人類が生まれた場合、政府運営に優先的に参加させる」という一文が全世界に公開されたが、結局のところ、世界を大きく変えるには至らなかった。



腐敗は続く…『閃光のハサウェイ』とマフティー動乱
宇宙世紀0105年。 ラプラス事変後も連邦政府の腐敗は止まらず、特権階級は地球に居座り続け、地球環境は悪化の一途をたどっていた。

そんな中、腐敗した連邦政府高官を次々と暗殺する反地球連邦政府組織『マフティー・ナビーユ・エリン』が台頭する。 そのリーダーこそ、ブライト・ノアの息子であり、第二次ネオ・ジオン抗争を経験したハサウェイ・ノアだった。

彼の苦悩と戦いを描いたのが『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』だ。

新たなる世代の戦い!『F91』と『クロスボーン・ガンダム
時代はさらに進み、宇宙世紀0123年。 「高貴な精神を持つ者が人民を導くべき」という『コスモ貴族主義』を掲げる武装集団『クロスボーン・バンガード』が蜂起。 サイド4のコロニーを襲撃し、『コスモ・バビロニア』の建国を宣言する。

彼らは自立型殺戮兵器『バグ』を投入し、一般市民の虐殺を開始。 この狂気に、少年シーブック・アノーガンダムF91で立ち向かう。 これが劇場版『機動戦士ガンダムF91』の物語だ。

コスモ貴族主義は内部崩壊したが、その10年後を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』では、木星圏を支配する『木星帝国』の脅威が地球圏に迫る。 シーブックとセシリー(ベラ・ロナ)が宇宙海賊として、木星帝国との熾烈な戦いを繰り広げるんだ。

戦乱の果てに…『Vガンダム』が描いた狂気と絶望
宇宙世紀0140年代、連邦政府は完全に形骸化。 コロニー同士が争う『宇宙戦国時代』へと突入する。

そんな中、宇宙世紀0149年、サイド2にコロニー国家『ザンスカール帝国』が誕生。 マリア主義を掲げ、ギロチンによる恐怖政治で勢力を拡大していく。

連邦軍が機能しない中、民間人のレジスタンス組織『リガ・ミリティア』がザンスカールに抵抗。 13歳の少年ウッソ・エヴィンヴィクトリーガンダムに乗り込み、過酷な戦いへとその身を投じていく。 これが『機動戦士Vガンダム』で描かれた、宇宙世紀の正史の中でも特に悲惨で狂気に満ちた戦いだ。

そして伝説へ…宇宙世紀のその後の物語。

Vガンダム』以降の宇宙世紀は、公式映像作品としてはほとんど描かれていないが、漫画や小説でその後の世界が断片的に語られている。

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』(U.C.0169): 技術が後退し、モビルスーツも寄せ集めのパーツで作られるような荒廃した時代が描かれている。

小説『ガイア・ギア』(U.C.0203): シャアの記憶を受け継ぐクローン、アフランシ・シャアが反連邦組織を率いて戦う。

実写映画『G-SAVIOUR』(U.C.0223): 地球連邦が崩壊し、コロニー国家間の対立と食糧危機が深刻化した時代を描いている。

宇宙世紀がいつ終わりを迎えたのかは定かではない。 だが、この長大な歴史の果てに、やがて『Gのレコンギスタ』や『∀ガンダム』といった、さらに遠い未来の物語へと繋がっていくのかもしれないな。

どうだ?これが宇宙世紀の大まかな歴史の流れだ。 かなり駆け足で解説したが、全体像は掴めただろうか。

宇宙世紀の物語は、単なるロボットアニメじゃない。 そこには人類の過ち、戦争の悲劇、そしてそれでも未来へ進もうとする人々の希望が描かれている。 今回紹介した中で気になった時代や作品があったら、ぜひ本編を見てみてくれ。

そこには、俺が語り尽くせなかった数多くのドラマが詰まっているはずだ。

ガンダムの世界はまだまだ深く、そして広い。 これからも俺と一緒に、この果てしない物語の探求を楽しんでいこうぜ!

ツール。



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