まさかの後付け設定?リック・ドムの歴史が動いた
今回は、俺たちが知ってる『従来のリック・ドム』と、度肝を抜く『ジーク・アクス版リック・ドム』を徹底的に比較解説していくぜ。 この記事を読めば、お前の中のリック・ドム像がガラッと変わること間違いなしだ。 ガンダムファンなら絶対に知っておかないと損する話だから、最後までしっかりついてこいよ!
そもそもリック・ドムとは?量産までの意外な経緯
まずは基本からおさらいしよう。 リック・ドム、形式番号『MS-09R』。 こいつは、あの重モビルスーツ『ドム(MS-09)』を宇宙用に再設計した機体だ。 ちなみに、昔の資料じゃドムと同じ『MS-09』だったりするから、どっちも間違いじゃないぜ。
後から設定が整理されて『R』が付いたってわけだ。
開発の背景には、ジオン軍の切実な事情があった。 一年戦争の初期、ルウム戦役とかで連邦の艦隊をボコボコにしたはいいが、その代償としてジオンは経験豊富なベテランパイロットを大量に失っちまった。 さらに、ザクなんかの主力MSは地球侵攻作戦に回されて、宇宙軍は深刻な戦力不足に陥っていた。
そこでドズル・ザビ閣下が「宇宙用の新型MSをよこせ!」と開発を要請したわけだ。
当時、次期主力機としてはゲルググ(MS-14)の開発が進んでいたんだが、連邦がV作戦でガンダムとかいうバケモノを開発し始めたせいで、「ビーム兵器を使えるようにしろ!」っていう追加要求が出て、開発が遅れに遅れた。
その『つなぎ』として白羽の矢が立ったのが、リック・ドムだったんだ。 ジオニック社の高機動型ザクII(MS-06R-2型)とのコンペになったんだが、一部の性能ではR-2型が上回っていたものの、リック・ドムはドムの生産ラインを流用できるっていう『生産性の高さ』が決め手になって正式採用された。
見た目がほとんど変わらないってのは、戦時下において最大のメリットだったんだな。
ここが違う!従来のリック・ドムの性能と特徴
じゃあ、俺たちがよく知る宇宙世紀のリック・ドムはどんな機体だったのか。
ドムからの変更点は、まず推進システムだ。 地上用の熱核ジェットエンジンから、宇宙用の『熱核ロケットエンジン』に換装。 これによって、ザクの約3倍というとんでもない推力を手に入れた。
「なら高機動型ザク(R型)でいいじゃん」って思うだろ?あれはピーキーすぎて、ベテランじゃないとまともに扱えない代物だったんだ。ベテランを失ったジオン軍にとって、新兵でも扱える安定性こそが重要だった。
リック・ドムは、ドム譲りの重装甲と、地上用装備を取っ払ったスペースに詰め込まれた大量のプロペラント(推進剤)のおかげで、多少雑に扱っても戦闘を継続できる高い継戦能力を持っていた。 まさに、当時のジオン軍が求める条件にピッタリだったわけだ。
結果として、本来は『つなぎ』のはずだったリック・ドムは、ゲルググの配備が間に合わなかったこともあって、一年戦争の終結までジオン宇宙軍の主力機として戦い抜くことになった。 武装はジャイアント・バズやヒート・サーベル、胸部の拡散ビーム砲といったドムの基本兵装を踏襲している。
小説版だとビーム・バズーカを装備している描写もあるが、これはまた別の話だ。
さて、ここからが本題だ。 覚悟はいいか?ジーク・アクス版のリック・ドムは、俺たちの知ってるリック・ドムとは似て非なる存在だ。
最大にして最狂の変更点、それは『脚が3本ある』ことだ。
いや、落ち着いて聞いてくれ。 正確には、腰部後方に追加された巨大なユニットが、『3基目の脚部ユニット』として機能するんだ。 通常時はバックパックのように折りたたまれているんだが、高機動形態になると後方に展開。
これにより、ガンダムにも匹敵するほどの圧倒的な機動性を発揮するっていうんだから、もはや別物だろ。
カラーリングも、従来の黒い三連星カラーだけじゃない。 一般兵が運用する機体は『グリーン』を基調としたカラーリングで、よりザクに近いミリタリー感が強調されている。
そして、武装にもヤバいのが追加された。 その名も『電磁鞭』。
手首に装備されたワイヤー兵器で、先端を射出して敵機に巻きつけ、高圧電流を流し込む。 グフのヒート・ロッドやハンマ・ハンマの有線アームみたいな兵器だな。 敵の動きを封じるだけでなく、パイロットにも直接ダメージを与えるっていうえげつない武装だ。
ジャイアント・バズやヒート・サーベルといった基本武装はそのままに、よりトリッキーな戦い方が可能になっている。
なぜ2機だけ?黒い三連星とリック・ドムの謎
『ククルス・ドアンの島』の劇中、クラン・バトルに黒い三連星仕様のリック・ドムが登場するんだが、よく見るとガイアとオルテガの2機しかいない。 そう、マッシュがいないんだ。
これじゃあ、あの必殺の『ジェットストリームアタック』ができないじゃないか。 なぜ2機だけだったのか?劇中の描写を読み解くと、どうやらドム系の機体は整備や弾薬の補充に『金がかかりすぎる』らしい。 だから、他のクランでは使いたくても使えなかった可能性が高い。
そんな高コスト機を2機も投入できたあたり、サザンクロス隊の財政状況がうかがえるな。
ジェットストリームアタックができない不遇な機体かと思いきや、実は他のキャラクター専用のリック・ドムも登場が示唆されており、バリエーション機としてはむしろ優遇されているとも言える。 今後のMSV展開で、地上用のジーク・アクス版ドムなんてのが出てくるかもしれないな。
どうだった?リック・ドムというたった1機のモビルスーツを取っても、40年以上の歴史の中で設定が追加・変更され、その魅力はどんどん深みを増している。 特に、ジーク・アクス版の『3本目の脚』や『電磁鞭』は、これまでの重厚なイメージを覆す、革新的で最高にクールな設定じゃないか。
「昔の設定こそ至高!」っていう気持ちもわかる。だが、こうして新しい解釈が生まれることで、ガンダムの世界は無限に広がっていくんだ。この記事を読んで、もう一度リック・ドムが活躍するシーンを見返したくなったんじゃないか?昔ながらの無骨なリック・ドムと、最新のトリッキーなリック・ドム。
両方の魅力を知ることで、お前のガンダムライフはさらに充実するはずだぜ。これからも、進化し続ける宇宙世紀から目が離せないな!
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