ガンダム・アナリティクス

無数のモビルスーツが宇宙を駆け、様々な人間ドラマが交錯するガンダムの世界。我々はその膨大な記録(アーカイブ)をデータとして解析し、戦いの裏に隠された戦術、キャラクターの深層心理、そして宇宙世紀が示す未来を読み解いていく。

【ガンダムじゃないだと?】Z好きなら絶対刺さる!俺の魂を40年燃やし続ける『重戦機エルガイム』のヘビーメタルを語らせてくれ

 

「最近のモビルスーツ、なんかデザインが優等生すぎないか?」

「もっと尖った、唯一無二の機体はねえのかよ…」

あんたも一度はそう思ったことがあるんじゃないか? 俺もそうだ。 ユニコーンνガンダムの完成された格好良さはもちろん最高だ。 だがな、時々無性に“異形”のメカに飢える時があるんだ。 そう、例えば『Zガンダム』で初めてリック・ディアスハンブラビ、そしてキュベレイを見た時のような、あの衝撃だ。



「なんだこのデザインは!?」って脳天をぶん殴られたような感覚。あのカクカクした連邦系のMSとは全く違う、曲線的で、どこか生物的で、それでいて圧倒的に美しいフォルム。俺も昔はガンダム以外に興味なんてなかった。

だが、あのZのMS群のデザインに心を奪われて、その源流を辿っていったら、とんでもない沼…いや、最高の戦場にたどり着いちまった。

それが『重戦機エルガイム』だ。

ガンダムブログでエルガイムの話?」って思うか? 甘いな。Zガンダムのメカデザインの多くを手掛けた永野護氏が、その才能を爆発させたのがこの作品なんだ。つまり、エルガイムを知らずしてZは語れない。あんたがもしZのMSに少しでも心を動かされたことがあるなら、これから語るペンタゴナワールドの機械兵器『ヘビーメタル』は、間違いなくあんたの魂を揺さぶるはずだ。

準備はいいか?俺の40年物の想い、全部ぶつけてやるぜ。

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まず語るべきは、この作品の顔である『エルガイム』だ。 主人公ダバ・マイロードが駆る純白の機体。 スラリとした手足に、剥き出しのフレーム構造。 ガンダムで言えば、RX-78-2にあたる存在だが、その出自が面白い。

こいつは元々、ヤーマン王国の王族用ヘビーメタルだった機体をカスタムしたもんなんだ。 だがな、驚くべきことに、『量産』を視野に入れて、あえて性能を落とす“デチューン”が施されている。 主役機なのに、最強のワンオフ機じゃない。

むしろ安定性を重視した、いわば「平均的なA級ヘビーメタル」なんだ。

この設定、たまらないだろ? ガンダムがもし最初から量産を前提に設計されていたら…? みたいなIFを掻き立てられる。 実際、このエルガイムの設計図が反乱軍に渡って、後に量産型コピーである『ディザード』が生まれるんだから、胸が熱くなる。



パワーで勝る敵機に苦戦することもあるが、人間のようなしなやかな運動性能でそれをカバーする。 むき出しのフレームは脆いが、その分、修理はしやすい。 この“完璧じゃない”感じが、戦場で必死に戦うリアルさを引き立てるんだよ。

そして何より語りたいのが、最終盤の展開だ。 後継機であるエルガイムMk-IIを失ったダバが、最後の決戦で再びこの初期機体であるエルガイムに乗り込む。 この展開は、ガンダムファンなら誰もが好きなやつだよな!アムロが最終決戦でコア・ファイターで脱出したような、あのギリギリの戦いを彷彿とさせる。

作品の象徴である機体が、最後まで主人公と共に戦い抜く。 これ以上のロマンがあるかよ。

武装もシンプルでいい。 セーバーにランサー、そして特徴的なのが『パワーランチャー』だ。 機体とコードで接続して使うビーム兵器で、このコードが切れると爆発する危険性もある。 こういうピーキーな部分も、兵器としての説得力を増しているんだよな。

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物語中盤、ダバの新たな力となるのが、この『エルガイムMk-II』だ。 こいつの誕生経緯がまた熱いんだ。

元々はポセイダル軍が、エルガイムの量産機ディザードをベースに開発していた可変ヘビーメタル『アモンデュール・スタック』だった。 それを反乱軍が強奪し、破壊された頭部に敵であるガストガル系のブラッドテンプルのものを接続して完成させたカスタム機。

まさに敵と味方の技術が融合した、新世代のヘビーメタルだ。

ティターンズのMSを鹵獲して、エゥーゴが自分たちの仕様に改造する…みたいな展開、あんたも好きだろ? あの興奮がここにあるんだ。 変形機構も秀逸で、高速巡航形態である『プローラー』に変形できる。 この姿は後の可変MSにも通じる機能美がある。

そして何と言っても、Mk-IIを象徴するのが『バスターランチャー』だ。 元々は敵機『バッシュ』の装備だったものを鹵獲・再調整して主武装にしたんだが、その威力は絶大。 ヘビーメタルが持つ武装では最大級の火力を誇り、Mk-IIの決定力を飛躍的に高めた。

ただ強力なだけでなく、エネルギー消費も激しい。 こういう“切り札”感のある武装は、男心をくすぐるよな。

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集団戦法の要!名量産機『ディザード』


ガンダムにジムやザクがあるように、エルガイムの世界にも心を揺さぶる量産機がある。 それがこの『ディザード』だ。

先に述べた通り、エルガイムの設計図から生まれた量産型コピー。 性能はB級ヘビーメタルながら、それまでの反乱軍の主力機を遥かに凌駕する。 エルガイムと約80%のパーツ共通性を持つってあたりも、整備性や生産性を考えさせられてリアルだよな。



最初はパイロット不足や資金難でカタログスペック通りの活躍ができなかったりするんだが、数が揃ってくると集団戦法で真価を発揮する。 一体一体はA級に劣るかもしれないが、連携して敵を追い詰めていく姿は、まさに量産機の戦い方そのものだ。

ジムやザクの無骨な魅力が分かるあんたなら、このディザードの活躍にもグッとくるはずだぜ。

鎧武者の威圧感!ポセイダル軍の主力機たち。

ここからは敵、ポセイダル軍の魅力的なヘビーメタルをいくつか紹介しよう。 こいつらがまた、ガンダムで言うところのジオン系MSのような、個性的で記憶に残るやつらばかりなんだ。

『バッシュ』。

鎧武者を思わせる重厚なデザインと、骸骨のような顔が特徴のA級ヘビーメタル。 高い出力と運動性を両立させた汎用機で、劇中で最も多く量産されたA級でもある。 ドムやゲルググに通じる“強敵の量産機”の匂いがプンプンするぜ。

残念なイケメンライバル、ギャブレット・ギャブレーの初期の愛機でもあり、バスターランチャーを初めて使用した機体としても印象深い。 量産機でありながら、エースが乗れば主役機を食うほどの活躍を見せる。 こういう機体こそ、戦場の華だよな。

『アシュラ・テンプル』。

背中に装備された2本のサブアーム『サーカス・バインダー』が最大の特徴。 このバインダー自体が盾にも武器にもなり、トリッキーな戦闘を展開する。 Lサイズフレームならではの高出力で、最大4門のパワーランチャーを同時に使用可能。

さらに高熱散弾兵器『リバース・ボマー』まで備えている。

ジオングジ・Oのような、多腕・多砲門の怪物じみたシルエットは、一度見たら忘れられない。 火力、機動力、防御力を兼ね備えた、まさに“テンプル騎士団”の名にふさわしい強機体だ。

『オージェ』。

ポセイダル家に伝わるという、由緒正しきヘビーメタル。 そのレプリカ機は、なんと純金メッキが施された黄金の機体だ。 百式かよ!ってツッコミたくなるが、その性能は本物。 攻撃力、運動性能、防御力、全てにおいて標準的なA級を凌駕する。

内蔵された多数の小型エネルギー剣『スローランサー』によるオールレンジ攻撃的な戦法は、後のファンネルを彷彿とさせる。 見た目の派手さだけでなく、中身も最強クラス。 まさに支配者の機体としての風格を漂わせている。

『オリジナル・オージェ』。

そして、ラスボスとしてダバの前に立ちはだかるのが、絶対的支配者オルドナ・ポセイダル(その正体はアマンダラ・カマンダラ)が駆る『オリジナル・オージェ』だ。

生物エネルギーを利用する『バイオ・リレーション・システム』によって、その性能はレプリカを遥かに超越。 エルガイムMk-IIのフレームを素手で握り潰すほどの圧倒的なパワーを見せつけた。 武装も、死神の大鎌を思わせる『サイス』など、禍々しさと神々しさが同居している。

バスターランチャーすら霞むほどの破壊力を持つパワーランチャーは、絶望的な強さの象徴だった。 ガンダムにおけるジオングジ・Oキュベレイといったラスボス機の系譜に連なる、まさしく最強最後の敵だ。

どうだったかな? ここに挙げたのは、ペンタゴナワールドを彩るヘビーメタルのほんの一部だ。 だが、そのデザインの独創性、兵器としてのリアリティ、そして物語を動かす存在感のデカさは、感じてもらえたんじゃないかと思う。



重戦機エルガイム』は、単なるロボットアニメじゃない。 それは、後のガンダムシリーズ、特に『Zガンダム』へと続く“革新的なメカデザイン”の源流であり、実験場だったんだ。 ムーバブルフレームの概念を映像で表現し、しなやかに動く人型兵器の魅力を確立した。

リック・ディアスの太い脚、キュベレイの流麗な肩、ハンブラビの異形なシルエット…その全てのエッセンスが、このエルガイムに詰まっている。

ガンダムという宇宙世紀の歴史を追いかけるのも最高の楽しみ方だ。 だが、たまには違う世界の、違う歴史を旅してみるのも悪くない。 そこには、あんたの知っている“常識”を覆すような、新しい興奮と発見が待っているはずだ。

この記事を読んで、少しでもエルガイムヘビーメタルに興味が湧いたなら、今すぐ配信サービスをチェックしてみてくれ。 そして、『Zガンダム』をもう一度見返してみるんだ。 きっと、あんたが好きだったあのMSたちの見え方が、少し変わっているはずだから。

さあ、次はペンタゴナの戦場で会おうぜ。 俺は一足先に、ダバたち反乱軍に合流させてもらうからな!

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