よう、同志たち。 元気にガンダムしてるか?
この間のGジェネの緊急生放送、見たやつはいるか? 新機体のキュベレイとフルアーマーZZの実装で、コメント欄がとんでもない熱気に包まれてたよな。 なんで今、あの2機とあのパイロットたちが、俺たちの心をこれほどまでに揺さぶるのか。
「ZZって、なんか前半のノリが明るすぎてZから観るとキツいんだよな…」
ああ、分かるぜ。 痛いほど分かる。 俺もガキの頃はそうだった。 シリアスで重苦しいグリプス戦役の後に、あのハイテンションなギャグ展開。 正直、戸惑ったよ。 でもな、もしあんたが同じ理由でZZを途中で止めてるなら、それはとんでもない損失だ。
宇宙世紀の歴史の中でも、最も純粋で、最も悲しい魂のぶつかり合いを見逃してることになる。
今日は、なぜハマーン・カーンとジュドー・アーシタが、アムロとシャアに勝るとも劣らない最高の宿敵なのか、その理由を語らせてくれ。 これを読めば、あんたのZZに対する見方が180度変わることを保証するぜ。
「大人」にならざるを得なかった少女、ハマーン・カーン
まず、ハマーン様の話からしようか。
彼女が駆るキュベレイ。 あの白く美しい、蝶のようなフォルムから放たれる無数のファンネル。 まさに女王の威厳だよな。 Gジェネの性能解説でも「敵から遠いほど武装パワーが上昇する」なんて言われてたけど、これ以上ハマーン・カーンという人間を的確に表した言葉はない。
彼女は常に孤独だった。
ザビ家の忘れ形見、ミネバ様を傀儡の王として担ぎ上げ、若くしてネオ・ジオンの頂点に立った。 その周りには、野心に満ちた男たちばかり。 誰一人として、心から信頼できる仲間なんていなかったんだ。
彼女のニュータイプとしての異常なまでの高い能力、あの人を寄せ付けない鋭いプレッシャーは、彼女がその孤独の中で自分を守るために身につけた、悲しい鎧だったのかもしれない。 ハマーンが本当に欲しかったのは、ジオンの栄光でも地球圏の支配でもなかった。
きっと、かつて自分を裏切った男、シャア・アズナブルからの、たった一言の承認とぬくもりだったんじゃないか。
「時代遅れの機体でシャアに勝つぐらいだから覚醒値むちゃくちゃ高い」なんて実況で言われてたが、その通りだ。彼女の力は、そのあまりにも巨大な悲しみと絶望から生まれていた。その力を、彼女は世界を正すために使おうとした。だが、そのやり方はあまりにも冷たく、厳しすぎた。
キュベレイのファンネルがオールレンジ攻撃で敵を殲滅するように、ハマーンもまた、その孤独な玉座から、他人を信じることなく世界を支配しようとしたんだ。 その凍てついた心の前に、一人の少年が現れるまでは。
「子供」であり続けた少年、ジュドー・アーシタ
その少年こそ、ジュドー・アーシタだ。
フルアーマーZZガンダム。 ごてごてと追加装甲をまとい、頭にはハイ・メガ・キャノン。 お世辞にもスマートとは言えないが、その圧倒的な火力は、ジュドーの生命力そのものを体現しているかのようだ。
ゲームの性能でも「ダメージを受けるたびに防御力が上昇」「HPが50%以下になると一度だけ回復」なんていう、まさにゾンビみたいなアビリティが語られていたが、これこそがジュドー・アーシタという男の真骨頂なんだ。
彼の前にガンダムに乗っていたカミーユ・ビダンは、あまりにも繊細で純粋すぎた。 だから、人の悪意を一身に受け止めて、最後にはその心を壊してしまった。 だが、ジュドーは違う。 彼はジャンク屋育ちで、汚い大人たちをたくさん見てきた。
ビーチャやモンドといった仲間たちに裏切られても、彼は決して彼らを断罪しない。 「修正」しようともしない。 ただ、それを受け入れて、それでも一緒に前に進もうとする。
そのタフさは、鈍感さとは違う。 すべてを分かった上で、それでも人を信じることをやめない強さなんだ。 妹のリィナを救うため、仲間を守るため。 彼の戦う理由は、いつだってシンプルで、自分の手の届く範囲の幸せのためだった。
カミーユがニュータイプの感応能力で人の心を理解し、苦しんだのとは対照的に、ジュドーはもっとシンプルに、腹の底から湧き上がる生命力で困難を乗り越えていく。 フルアーマーZZの圧倒的なパワーは、まさに彼の「生きる力」の象徴だったんだ。
ニュータイプの果て、分かり合えなかった魂の激突
そして、この二人は宇宙で出会い、激しくぶつかり合うことになる。
孤独な女王と、仲間たちに囲まれた少年。
世界を支配することで秩序を保とうとする「大人」と、目の前の命を守るために戦う「子供」。
ハマーンは、ジュドーの中に、かつての自分やシャアにはなかった、眩しいほどの「光」を見たはずだ。 だからこそ、何度も彼を自分の下に誘った。 もし、ジュドーが隣にいてくれたなら、自分も変われたかもしれない、と。
だが、ジュドーはハマーンの孤独を理解しながらも、彼女のやり方を決して受け入れなかった。 力で人を縛り付け、心を殺すような世界を、彼は断固として拒否したんだ。
最終決戦でのハマーンの叫びを、あんたは覚えているか?
「お前のような、真っ直ぐな目をした奴がいると、世界がゴチャゴチャするんだ!鬱陶しい!」
これは、彼女の悲痛な本心だったんだろう。 ジュドーの正しさが眩しすぎて、自分の信じてきたすべてが否定されるように感じたんだ。 そして、ジュドーは答える。
「俺は一人じゃない!」
結局、二人は最後まで分かり合うことはなかった。 ハマーンは、ジュドーに倒されるのではなく、自らの手でその命を絶つ道を選ぶ。 それは彼女に残された、最後のプライドだった。
ニュータイプは、分かり合える人類の革新じゃなかったのか? いいや、違う。 ZZが描いたのは、能力があっても分かり合えない人間の悲しさ、そして、それでもなお、魂と魂でぶつかり合うことの尊さだったんだ。 その答えは、アムロとシャアの対決にも繋がっていく、非常に重要なテーマなんだぜ。
さあ、もう一度あの宇宙へ旅立とう。
どうだ? 少しはZZを観返したくなったか?
前半のギャグ展開も、この壮絶なラストを知ってから観ると、また違った味わいがある。 それは、過酷な戦いの中で、ジュドーたちが必死に守ろうとした日常の輝きそのものなんだ。
ハマーン・カーンの最後の表情に込められた想いは何だったのか。 ジュドーはなぜ、リィナと共に木星へと旅立ったのか。 その答えを、あんた自身の目でもう一度確かめてみてくれ。
押し入れの奥で眠ってるMGのフルアーマーZZ、久しぶりに引っ張り出してきて作るのもいいかもしれないな。 あの無骨で力強いフォルムに、ジュドーの不屈の魂を感じられるはずだ。
俺たちの愛したガンダムは、いつだって新しい発見と興奮をくれる。 さあ、あんたももう一度、あの「子供たち」の戦いを見届けてやってくれよ。
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