ガンダム・アナリティクス

無数のモビルスーツが宇宙を駆け、様々な人間ドラマが交錯するガンダムの世界。我々はその膨大な記録(アーカイブ)をデータとして解析し、戦いの裏に隠された戦術、キャラクターの深層心理、そして宇宙世紀が示す未来を読み解いていく。

【ジークアクス考察】解決してほしい!サブキャラたちのその後に思いを馳せる

 

「本当にこの風呂敷、あと2話でたためるのか?」

「マチルダ vs ニャンの決着は?」

「ていうかシュウジ、どうなっちまうんだよ!」

俺もあんたと同じ、不安と期待で胸が張り裂けそうだぜ。 毎週末の楽しみがもうすぐ終わっちまう寂しさと、この物語がどんな結末を迎えるのか知りたい興奮が入り混じって、感情がぐちゃぐちゃになってる。

でもな、ジーアクシズってアニメは、一見複雑に絡み合った伏線を、結構あっさりと、でも鮮やかに回収してくれることが多いんだよな。 一瞬の描写も見逃せねえ。 だからこそ、最終回に向けて残された謎や伏線を今のうちに整理して、心の準備をしておこうぜ。

この記事では、俺が気になって夜も眠れない「回収必須の謎」から、「できれば触れてほしい個人的な願い」まで、徹底的に語り尽くす。 あんたの考察の助けになれば嬉しいし、もし「いや、俺はこう思うぜ!」ってのがあったら、ぜひコメントで教えてくれよな。

じゃあ、早速本題に入ろうか。

まず、これに触れないと始まらないよな。 物語の核心、アルファ・サイコミュ、オメガ・サイコミュ、カッパ・サイコミュの真実だ。

次回予告のタイトルが「アルファの子」だったことを考えても、この3つのサイコミュが何を意味するのか、最終盤で一気に明かされるのは間違いないだろう。 赤いガンダムが「アルファ」、主人公機ジーアクシズが「オメガ」、そしてジークフリートが「カッパ」。

それぞれが持つ役割と意味が解き明かされた時、この物語の全貌が見えるはずだ。

特に気になるのが、俺たちのジーアクシズに搭載された「オメガ・サイコミュ」だよな。 「オメガ(Ω)」ってのは、ギリシャ文字の最後、つまり「終わり」や「究極」を意味する。 これが一体何を指すのか。 ニュータイプの進化の終着点なのか、それとも戦争を終わらせるための究極のシステムなのか。

一方で、シュウジが関わるであろう「アルファ・サイコミュ」。 「アルファ(Α)」は「始まり」。 シュウジの存在自体が、この世界の新たな始まりを象徴しているのかもしれない。 そして、イオ・マグヌス起動の鍵となった「カッパ・サイコミュ」。

これはどちらかというと、他の2つを繋いだり、干渉したりする触媒的な役割なのかもしれないな。 ジークの肩に乗ってる黒い球体も、このサイコミュシステムの一部なんだろう。

この3つのサイコミュというテーマを通じて、シャロンのバラの謎や、ララァの存在、そしてこの世界におけるニュータイプの在り方、その全ての答えが示される。 これをどう描くかで、ジーアクシズの評価は決まると言っても過言じゃねえ。

マジで一番の注目ポイントだ。

マスコットじゃない!ハロとコンパスに隠されたヤバい秘密
次に気になるのが、あの小さな同居人たちだ。 そう、ハロとコンパスの内部に潜むモノの正体だよ。

まずハロ。 アンキーの元にいた頃から、ただのおしゃべりロボットじゃねえって雰囲気はプンプンしてたよな。 「ジーアクシズ、ロックが外れる」とか「水陸両用」とか、重要な情報をポロッと漏らしてきた。 ハロといえば、ガンダムファンなら誰もがアムロ・レイを連想する。

一部じゃ「アムロの意識データでも入ってるんじゃないか」なんて噂もあるけど、だとしたら熱すぎる展開だ。 ただの匂わせで終わる可能性もあるが、ここまで思わせぶりな描写を重ねてきたんだから、何かしらのデカい役割があるはずだと俺は信じてるぜ。



そして、ハロと対になる存在がコンパスだ。 ニャンが「お守り」だって大切に持ってるアレ。 今回、その重要性が一気に増してきたよな。 特に注目すべきは、そのカラーリングだ。 『逆襲のシャア』の時のシャアのパーソナルカラーを彷彿とさせるって指摘があって、俺もハッとしたんだ。

ハロにアムロの要素があるなら、コンパスにはシャアの意志が宿っているのかもしれない。

そもそも、シュウジを見守るようにあの場にあった理由も、シュウジが作ったものなのかどうかも、全く明かされてない。 この2つのアイテムが、バラバラになったアムロとシャアの意志を宿していて、最終決戦で何かしらの奇跡を起こす…なんて展開があったら、俺は泣いちまうかもしれん。

これも回収されないと、マジでモヤモヤが残るぜ。

生きてるのか?シュウジの安否とあの「青い光」の正体
さあ、みんなが一番ヤキモキしてるであろう男、シュウジの安否だ。

10話の予告で、青い光をまとった姿で出てきたよな。 あれが何を意味するのか。 一部では「ジーアクシズと繋がってるんじゃないか」なんて説もある。 サイド6でコロニーナイフを使ってゼクノヴァを起こした結果、肉体を失って「向こう側」、つまり高次元の存在になっちまった可能性も考えられる。



ただ、予告で姿を見せたってことは、物語にがっつり絡んでくるのは確定だ。 問題は、あの青い光が何を意味するのか。 単なる思念体なのか、それとも別の何か…。 ここまで謎に包まれたキャラクターだったからこそ、彼の存在理由、そしてシャアとの関連性がきっちり語られないと、視聴者としては納得できねえよな。

彼の登場が、物語を収束させるのか、それとも更なる混沌に突き落とすのか。 固唾を飲んで見守るしかねえ。

仮面の男シローズの目的とシャア・アズナブルの影
胡散臭さナンバーワン、仮面の男シローズの正体と目的もいよいよ核心に迫ってきた。

こいつがシャアなんじゃないかってのは、誰もが一度は考えたことだろう。 だが10話のクレジットを見てくれ。 シャリア・ブルの回想でシャア・アズナブルの名前は出たのに、「シローズ」の表記はどこにもなかった。

これはどう考えても意図的だ。 制作陣が「こいつはシャアなのか?違うのか?」って俺たちを揺さぶってきてるんだよ。

今回、レオレオニ博士と娘をそそのかして、最後はあっさり見捨てて逃げるシーンがあった。 あの二人とは、明らかに違う目的で動いているのが見え見えだ。 たとえシャア本人じゃなかったとしても、物語の鍵を握る超重要人物なのは間違いない。

3つのサイコミュにも異常に詳しいし、イオ・マグヌスに干渉しようとした理由も謎のまま。 個人的には、キリシアが彼の動向を追っているってのが気になる。 裏でこの二人が繋がってて、とんでもない計画…例えば「地球ごと転移させる」なんていうブッ飛んだ計画を企てていてもおかしくない。

シローズの仮面が剥がれる時、世界はひっくり返るかもしれん。

あれはエルメスなのか?シャロンのバラと「正史」の歪み
物語の序盤からたびたび登場する巨大な薔薇の残骸、シャロンのバラは、本当に「正史」から来たものなのかという謎。

機動戦士ガンダム』でララァ・スンが搭乗したモビルアーマーエルメス」に酷似しているが、一部のファンからは「サイズ感が違う」という指摘もある。 つまり、俺たちが知っているアムロとシャアとララァが戦った、あの宇宙世紀とは少し違う、別の世界線の代物なんじゃないかってことだ。



考えてみれば、この『ジーアクシズ』の世界は、やたらと兵器が巨大化・大火力化してる傾向がある。 ビグ・ザムみたいな思想が主流の世界線だとすれば、「エルメスサイコミュ兵器を積みすぎてデカくなりすぎ、扱いにくかった」なんていう歴史があったのかもしれない。



あるいは、シャアさえも知らない未知の要因、例えばララァの「ニュータイプの可能性を信じたい」という強い願いが、あの世界のエルメスをこのジーアクシズの世界に呼び寄せた、なんてロマンチックな可能性も考えられる。

ゼクノヴァという現象が、異なる世界線を繋いでしまったのか。 この謎も、ただの背景美術で終わらせるには惜しすぎる。 きっちり回収してほしいもんだ。

ここからは、「物語の本筋には必須じゃないかもだけど、ファンとしては決着をつけてほしい」っていう、俺の個人的な願望リストだ。

ガルマ・ザビは生きているのか。

ザビ家の末っ子、ガルマはどうなったんだ?この世界線ではア・バオア・クーがゼクノヴァに飲まれちまったせいで、正史のキャラクターたちの多くが行方不明になってる。 アナベル・ガトーとかもどこ行ったんだか。 ガルマがもし生きていて、この混乱の時代にひょっこり顔を出したら…正直、物語がこれ以上ややこしくなるだけかもしれんが、ワンカットでもいいから無事な姿を見せてくれたら、往年のファンとしては嬉しい限りだ。



ギレン・ザビの逆襲はあるか。

一度は登場したものの、わずか2分で退場させられたギレン・ザビ。 このまま終わるタマじゃねえだろ、と思ってるのは俺だけじゃないはずだ。 正史ではクローン強化人間を研究していた彼が、この世界ではニュータイプの自然な進化を容認するような発言をしていたのが興味深い。

もしかしたら、あの退場はフェイクで、水面下で作り上げた最強のクローン強化人間を引き連れて、最後の最後に漁夫の利を狙ってくる可能性もゼロじゃない。 あの退場劇は、ギレン復活の壮大な前フリだったと信じたいぜ。

カバ有限公社の仲間たちは今どこに。

そして、個人的に一番気になっているのが、お母さんのタヅナやポメラニアンズ、アンキーといったカバ有限公社のメンバーの行方だ。

彼らは物語序盤の、まだコミカルだった頃のジーアクシズを象徴する存在だった。 シャリア・ブルに尋問されたっぽい描写があったから、捕まっちまった可能性が高い。 でも、アンキーはハロをマチに託した重要人物だ。

このままフェードアウトするにはあまりに惜しい。 最後の最後に、ピンチに陥ったマチを助けに現れる、なんてベタだけど熱い展開を期待しちまう。

マチは全国指名手配中の身だ。 もしこの戦いが終わって、お母さんのタヅナと再会できたとしても、平穏な日常が待っているとは限らない。 そういう意味でも、彼ら脇役たちの結末が、この物語の読後感を大きく左右すると思うんだよな。

ここまで、ジーアクシズに残された謎と伏線を俺なりに語ってきた。 もちろん、これ以外にも気になる点は山ほどある。

だが、ジーアクシズという作品は、これまでも俺たちの予想を軽々と超え、丁寧に物語を紡いできた。 だから、今回挙げたこれらの謎も、きっと残り2話で見事に回収してくれると信じている。 もちろん、いくつかは「謎」として残されることで、物語に深みを与えるのかもしれないがな。

さあ、あと2話。 俺たちファンにできることは、ただ一つ。 固唾を飲んで、マチやシュウジ、そしてこの物語に関わる全てのキャラクターたちの運命を見届けることだけだ。

最終回を観終わったら、またここで答え合わせをしようぜ。 あんたの感想や考察も、聞かせてくれるのを待ってる。 最後の瞬間まで、一緒に『ジーアクシズ』を全力で楽しもうじゃないか。