ガンダム・アナリティクス

無数のモビルスーツが宇宙を駆け、様々な人間ドラマが交錯するガンダムの世界。我々はその膨大な記録(アーカイブ)をデータとして解析し、戦いの裏に隠された戦術、キャラクターの深層心理、そして宇宙世紀が示す未来を読み解いていく。

【最終話ネタバレ】G-Aker's最終話の謎10選!エンディオンユニットの正体とアルテイシアの衝撃的な未来を徹底考察!

 

機動戦士ガンダム G-Aker's(ジークアクス)』最終話、あんたはもう観たか? いや、マジでとんでもない情報量だったよな。 俺も初回は脳みそが沸騰するかと思ったぜ。 「え、待って、どういうこと?」の連続で、正直言って一回観ただけじゃ全てを理解するのは不可能だ。

ガンダムシリーズってのは、昔から俺たちファンにあれこれ考えさせる余白を残してきた。 だが、G-Aker'sの最終話はレベルが違う。 まるで庵野監督や鶴巻監督から「さあ、この謎が解けるかな?」って挑戦状を叩きつけられた気分だ。

だがな、それでこそガンダムだ。 俺も昔はザクとグフの違いもおぼつかないひよっこだったが、今じゃ40年近くこの世界に浸かってる。 何回も見直して、過去作の知識と照らし合わせたら、とんでもない伏線や制作陣の意図がゴロゴロ見つかったんだ。



この記事を読めば、あんたの頭の中のモヤモヤが晴れて、もう一回最終話を見返したくなること間違いなしだ。 エンディオンユニットの正体、世界の順番、そしてアルテイシアが迎える未来…一緒にこの地獄の考察に付き合ってもらうぜ!

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まず、この物語の根幹を理解するために絶対に押さえておかなきゃならないのが、『世界の順番』だ。 G-Aker'sの世界は、俺たちが知ってる宇宙世紀、いわゆる“正史”とは違うIFの世界線だってのは分かってるよな。

だが、話はもっと複雑だ。

作中で語られたことを整理すると、世界の順番はこうなる。

向こう側の世界(シャロンの薔薇の世界): ここが全ての始まり。 この世界では、正史と同じようにアムロがシャアを討ち、ララァが散る。 その絶望から、ララァは世界を何度もやり直し始める。

G-Aker'sの世界: ララァがたどり着いた『シャアが生き残る世界』。 だが、当のシャアは誰かに生かされている虚無感に苛まれている。

俺たちが知る宇宙世紀(正史): おそらく、ララァが幾多のやり直しの果てにたどり着いた、一つの完成形。 アムロとシャアがライバルとして最後まで存在し、『逆シャア』で魂が解放される、ある意味でのハッピーエンドだ。



つまり、G-Aker'sは単なるIFストーリーじゃなく、ララァの願いによって生まれた、正史に至るまでの無数のループの一つだったってわけだ。 修二が見せたビジョンの中で、グフやズダ、ビグ・ザム、果てはサザビーまでが登場したのは、ララァが世界をやり直すたびにモビルスーツの歴史すら変わっていった証なんだろうな。

どちらに転んでも世界が壊れるっていう、ララァの深い絶望がこの物語の根底には流れているんだ。

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最終話で度肝を抜かれたシーンといえば、やっぱりイオマグヌスから現れた『白いガンダム』だよな。 俺たちの知るRX-78-2なんだが、この世界のクルーにとっては識別不能の謎の機体。 そりゃそうだ、この世界ではシャアがガンダムを奪っちまったんだからな。

問題は、あいつがなぜあんなに巨大化したのかだ。 あれはダミーバルーンなんかじゃない、質量を持った本物だった。

結論から言うと、あのガンダムは『ゼクノバ』そのものであり、存在が極めて不安定な状態だったからだと俺は考えている。 シャロンの薔薇が虹色の光を放っていたように、あのガンダムも全身が白く発光し、スラスターの軌跡はユニコーンガンダムみたいにキラキラしていた。

あれこそが、向こう側の世界から無理やりこちらの世界に現れたことで、存在とイメージが定着していない証拠だ。

イメージが不安定ってことは、裏を返せば『乗り手のイメージ次第で姿形を自由に変えられる』ってことだ。 修二の記憶とイメージがあのガンダムを巨大化させた。 そう考えれば、正史の最終回でアムロの大きさと明らかにスケールが合ってなかったガンダムの作画も、あながち間違いじゃなかったのかもしれないな、なんて思っちまうぜ。



思想の対立!シャリア・ブルはなぜシャアを討とうとしたのか
G-Aker'sで株を爆上げしたキャラといえば、シャリア・ブルに尽きる。 ファーストじゃ一話限りのゲストだった彼が、ここまで物語の核になるとは誰が予想しただろうか。

彼とエグザベの戦いは、単なるモビルスーツ戦じゃなく、ニュータイプの未来を巡る思想の戦いだった。 キシリア個人に忠誠を誓うエグザベに対し、シャリアは『独裁では人の革新は起こらない』と断言する。

なぜなら、シャリアには第3の選択肢があったからだ。 そう、『アルテイシア・ソム・ダイクンを擁立する』というプランがな。 彼はシャアを排除してでも、ジオン・ズム・ダイクンの真の思想を継ぐアルテイシアを新たな指導者に据える準備を進めていた。

第7話でシャリアが飲んでいたワインが、シャアからもらったものと敵対関係にある銘柄だったって伏線には鳥肌が立ったぜ。

じゃあ、なぜマブ(ダチ)にまでなったシャアを討とうとしたのか。 それは、シャリアがシャアの本質を見抜いていたからだ。 「あなたのまとう虚無がそう言っている」というセリフが全てを物語っている。 ララァに守られ、生かされているこの世界のシャアは空っぽだ。

このままジオを率いれば、いずれ正史のシャアのように『人類の粛清』という道に行き着く。 シャリアはそれを予見し、親友だからこそ、自分の手で止める覚悟を決めたんだ。 ニュータイプ能力は高くても、人の心の機微を読む力はララァに守られすぎて鈍っていたシャアには、その親友の覚悟は届かなかった…。

切ない話だよな。

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そして、最終話最大の謎であり、全ガンダムファンが震撼したであろうシーン。 修二の前に現れたジークアックスが、突如として口を開き、こう語りかけた。

『僕はもう見たくない。 ガンダムララァを殺すところ』。

声の主は、まぎれもなく古谷徹さん。 アムロ・レイその人だ。

ジークアクスに搭載されていたオメガサイコミュの真の名、『エンディオンユニット』。 これはシャロンの薔薇と同じく、向こう側から来たオーバーテクノロジーだ。 その正体は、俺は『向こう側の世界のアムロ・レイの思念』だと確信している。

恐らく、向こう側のどこかのループ世界で、『逆襲のシャア』におけるアクシズ・ショックのようなサイコフレームの共振現象が起き、それに巻き込まれたアムロの思念が時空を超えてG-Aker'sの世界に流れ着いたんじゃないか。

マチュに重なった腕の袖口が、逆シャア時代のアムロパイロットスーツに酷似していたのが何よりの証拠だ。

歴史は繰り返す。 シャアが何度も白い悪魔に殺されるように、アムロもまた、どこかの世界線サイコフレームの光の中に消える運命にあったのかもしれない。 その魂の欠片が、ララァを救うためにこの世界に干渉した。

そう考えると、物語のピースがカチッとはまる気がしないか?

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全ての戦いが終わり、ラストで示されたのは、ジオの姫として民衆の前に立つアルテイシアの姿だった。 兄に代わり、ダイクンの遺志を継ぐ彼女が作る新しいジオ。 一見すると希望に満ちたエンディングに見える。

だが、俺にはこれがとんでもなく危うい未来にしか見えないんだ。

考えてみてくれ。 この世界のアルテイシアは、政治経験ゼロの連邦の一パイロットに過ぎない。 側近にいるのはランバ・ラルだろうが、彼もまた軍人だ。 政治を取り仕切る人材が圧倒的に不足している。 しかも、イオマグヌスとア・バオア・クーという軍事拠点を失い、ギレン派やキシリア派といったザビ家の残党も燻っているはずだ。



内乱の火種を抱え、軍事力も弱体化したジオが、巨大組織である連邦とどう渡り合っていくのか。 和平交渉するにも、徹底抗戦するにも、あまりにも手札が少なすぎる。

そして何より恐ろしいのは、彼女がかつての兄、シャア・アズナブルと同じ道を辿っているということだ。 英雄として担ぎ上げられ、圧倒的なカリスマを持つニュータイプが政治の世界に足を踏み入れる。 その行き着く先が、ゼータ時代のシャアのように、理想と現実の狭間で苦しみ、やがて『アクシズ落とし』のような過激な思想に至らないと誰が言える? 光戦的な彼女の性格を考えれば、『逆襲のアルテイシア』が始まってしまう可能性は十分にある。

これはハッピーエンドなんかじゃない、新たな悲劇の始まりなのかもしれない。

まだまだ終わらない!G-Aker'sが残した無数の謎
他にも、この最終話には語り尽くせないほどの謎が残されている。

仮面をつけたシャリア: アルテイシアの横にいた仮面の男。 あれはシャリアで間違いないだろう。 恐らく、政治の世界から身を引いたシャアの代わりに、『赤い彗星』という偶像…プロパガンダを演じることを選んだんだろうな。



ハロの正体: 最後、的外れなことを言っていたハロ。 あれはエンディオンユニット、つまりアムロの思念が去ったことで、ただの機械に戻ったからだろう。 旅の道中、マチュを導いていたのはアムロ自身だったんだ。

最後の砂浜: マチュとにゃんがいた、あの謎の砂浜。 あまりにも旧式な通信機。 あれは、二人がゼクノバを起こして別の世界…俺たちが住む『西暦』の世界に飛んでしまったという暗示じゃないかと俺は睨んでる。

シロッコの不在: なぜシロッコは出てこなかったのか? 彼の思想は『世界を支配するのは女性』というものだった。 ジオのトップにアルテイシアが立ったことで、彼の出る幕がなくなった。 そう考えると面白いよな。

どうだったかな? G-Aker's最終話、情報量に殴られて混乱するのも無理はない。 だが、一つ一つのシーンにこれだけの意味が込められていると思うと、制作陣の狂気じみた熱量に震えるぜ。

これは単なるIFストーリーでも、過去作のオマージュ祭りでもない。 ガンダムという巨大な物語の可能性を、根底から揺さぶるようなとんでもない作品だった。

この記事を読んで、少しでも「なるほど!」と思ってくれたなら嬉しい。 さあ、あんたももう一度、配信や円盤で最終話を見返してみないか? きっと、この記事で触れた以外にも新たな発見があるはずだ。 そして、俺たちの考察をコメントで語り合おうぜ。

ガンダムの物語は、俺たちファンが語り合うことで、さらに面白くなっていくんだからな!



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